September 04, 2007

別離の理由

文月さんから
「そんなに素敵な彼なのに・・・なんで別れたのか知りたい。」
とコメントをいただいたので書きます。


一言で言えば、私が“大人”じゃなかったからです。
仕事か彼かの選択で彼を選べなかった。
彼が私を必要としている時に、私は自分のことしか考えられなかった。

彼のことを勝手に強い人だと決め付けて、
彼の弱さに気付いてあげられなかったからです。

彼が仕事のことで悩んでいた時も、
「現状にうだうだ言ってるだけで、何もしてないじゃない!
何も動いていないじゃない!」
と突き放す言い方をしたり、
「結局どうなりたいの?どうしたいの?」
と詰め寄るような言い方をしたり。

彼にとって私は“安らげる場所”ではなかったと思います。
若さに任せて自由奔放に生活していた私のことを
彼はどんなふうに考えていたのか・・・。

別離は突然やって来ました。
いつものように彼の家に泊まり、
翌朝目覚めてすぐ、
「しばらく会うのをやめよう」と言われました。
寮に送ってもらって、去っていく彼の赤い車の後姿に
「絶対別離れないから!連絡してよ!」と叫びました。



少し時間をおいてから、彼と連絡を取ろうと自宅へ電話しました。
留守電のテープが無いためかメッセージを入れることもできず・・・。
職場にも連絡してみましたが、不在ばかり。
彼のお姉さんにまで連絡をしたり、
自宅前で夜明けまで彼の帰りを待ったり、
一生懸命でした。
それでも彼からの連絡はありませんでした。

そのうち彼への愛情が悲しみに変わり始めました。
もう戻すことのできない関係を悔やんで嘆くことばかり。
自棄になっていました。

会えなくなって1ヶ月くらい経った頃、
他の男性から交際を申し込まれました。
「愛することよりも愛されてたい、想うよりも想われていたい」
手紙を書いて、彼とのことを終わりにする決断がつきました。
彼の自宅のドアノブに借りたままだった本と一緒に置いてきました。

それから1週間して彼から電話がありました。
「そういうことだから」
彼も知っていた男性との交際を始めたことに、彼は
「おまえのことだから、もう俺のことなんかとっくに忘れてると思ってた」
「そっか、よかったな」

この言葉に何かが私の内でパチンと弾けました。
忘れるわけがない、忘れられないからこんなに苦しいのに。
たった1ヶ月だったけど、彼からの連絡を待っている間、本当に辛かったのに。
一瞬、彼への憎しみを感じました。

「できたらでいいけど、たまにはこうやって電話とかしても・・・」
「いらない、もうあなたなんていらない!サヨナラ!」
私はこう言い放って電話を切りました。

あれから十数年も経ちましたが、
今でもその彼に投げつけた最後の言葉が気になっています。
もしもう一度会えるのなら会って謝りたい、あの言葉を取り消したい。

あんなこと本当は言うつもりじゃなかった。
今までありがとう、あなたに会えて本当によかった、
あなたと一緒に過ごせて本当によかった、
あなたのことは絶対に忘れない、そう伝えたかったのに。

別離れた男性のことを思い出すと、たいてい気分の悪いことが多いのですが、
彼のことは折に触れ思い出すと、
泣きたいような嬉しいような気持ちになります。
彼について、いつも思い出すのは、
感謝と恋慕の気持ちです。

彼と濃密で充実した時間を過ごせたことが
今の私の糧になっています。
自分に自信を持つこと、自分を知ることを彼に教わりました。

私の中で“永久欠番”として、
心の中で記憶の中で存在し続けている彼です。
長々と書いてしまいました。
書きながら泣いてしまいました。
今でもハッキリと思い出せる出来事が多くて、
書きながら何度も鼻水拭きました。
それでも彼のことはまた書きたいと思っています。



こんな拙い私の思い出話に
最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。



sen_mama at 22:38│Comments(8)徒然に過去話 

この記事へのコメント

1. Posted by しの   September 05, 2007 07:15
読んでて、私まで涙が出てしまったよ。

「大人」じゃなかったから、手放してしまったことが私にもある。

今でも思い出すことあるし、なんで、あんなこと言っちゃったんだろうと後悔もしてる。

でも…

それで今の自分があるわけだしね。
2. Posted by めぐママ   September 05, 2007 08:58
>しのさん
コメントありがとう。
今でもあの日のことを思い出すたびに
胸が締め付けられて泣きそうになります。

あなたの言葉、そのとおりです。
今の自分があるのは、「あの日」があったからです。
前向きに毎日頑張って、
時々思い出してまた元気をもらおうと思います。
3. Posted by masami   September 05, 2007 12:34
こんにちは。
めぐままさんこのエントリを見て 
胸が締め付けられる思いになりました。

 自分が好きな人と一緒にいると
   いつも不安になります。

 でも 自分を好きになってくれる人だと
 何も不安にならないけど 
   満たされぬ思いがあったり。

 結局何が正解で何が間違いとか無いけど
  これも全部自分なんでしょうね。

 
4. Posted by めぐママ   September 05, 2007 13:22
1 >masamiさん
そうです・・・。
自分が好きな人と一生懸命一緒にいると、
いつもとてつもない不安にさいなまれます。
それでつい楽なほうへふらついてみたり。
彼はそんな私に不安を感じていたのかもしれません。

彼との思い出は「愛しき日々」です。
そして今の私は前を向いて前へ進むしかないのです。
5. Posted by ねこバス☆   September 05, 2007 15:08
めぐママさん…

大事な思い出を語ってくれてありがとう(;_;)キュンとなるよ。

夏って 恋の季節だからなのかなぁ。。。

私も昔の恋愛を思い出し おセンチ(死語)になったりしてたよ。

大事な大事な 今でも引きずってないといえば嘘になる 恋愛。。。

私もブログに語りたいなぁ けどもし旦那が見たら…と思うと書けないけどね。
今を大事にしよ〜ヾ( ´ー`)
6. Posted by めぐママ   September 06, 2007 00:01
>ねこバス☆さん
こちらこそ、読んでもらってありがとうございます。
ここ最近、彼の夢をよく見るようになっていて、
すごく気になってしかたなかったんです。
それで彼のことを書きました。

文月さんからコメントいただいて、
この記事も一気に書き上げました。
自分の中のモヤモヤが少し浄化されました。

私にとっての恋の季節は・・・、冬です。
寄り添いあい、くっつき合い。
でも今はもう夫とはイヤです・・・。
7. Posted by 文月   September 06, 2007 11:35
うーん、深い話ですね。。。
今現在の自分は大人でいるのかどうか、振り返ってしまいました。

めぐママさんにとっては、整理しないといけない記憶だったんでしょうね。
書くと頭も気持ちも整理されるから、スッキリしたのでしょう。
さ、前向いてがんばらんと!
8. Posted by めぐママ   September 06, 2007 13:16
>文月さん
確かにこうやって文章にすると、
整理されて自分の中にあらためて記憶されます。
こういう機会を持たせてもらえてよかったと思っています。

今の私?大人じゃないです。
ちっとも大人じゃないですけど、
あの頃よりは人の気持ちが理解るようになったと思っています。

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